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断言は出来ませんが、それは過活動膀胱(OAB)という病気の疑いがあります。ですから急いで泌尿器科の門を叩いてみることをお勧めします。
私、56才です。数年前から(はっきり何年前か忘れましたが)水道の蛇口をひねると、なぜか急におしっこがしたくなるようになりました。もよおすと我慢するのがつらいんです。へたをするとチビッたりします。だから、すぐにトイレに駆け込むんですが、トイレに駆け込んでも出すと少ししかおしっこがでないんです。
「あぁ、これは膀胱の病気だな。」ということはすぐに気がつきました。でも、病院には行きませんでした。なぜって、まぁなんとなくです。
そのうち直るかもと思ったり。あまり深刻に考えてなかったり。なんか怖かったり。しかし、ほおっておいても直りません。何年もほったらかしにしていました。
あとでだいたいの病名を知りました。これは過活動膀胱(かかつどうぼうこう(OAB))だろうと思います。車を運転していても1時間に1回位はトイレ休憩が必要になってきました。特に冬場はトイレに行く回数が増えます。そして、夜眠ってからも2度か3度、目を覚ましてトイレに行きます。
こんなにトイレが近いと、他の人と一緒にどこかへ行くのも、女房と買い物に行くのさえ嫌になってきました。女房が「またトイレ?」って言うんですよ。「人の気も知らずに。」非常に不愉快になるんです。常にトイレが近くにないと落ち着かないんですよ。会議とか集会とか移動とかになると、急にいつおしっこがしたくなるか心配でどこに行くのもイヤになるんです。
だいたい私は膀胱が小さいのか、昔から人よりトイレに行く回数が多いのです。特にコーヒーを飲むと2時間に3回はトイレに行きます。
この場合は、おしっこの量も普通に出るんです。それくらいトイレが近いから、もともとはあまり気にしなかったんです。でもいつのまにか気にするようになっていたんですね。
何年も前、雪の降っている寒い日、女房と一緒に車で出かけました。今となってはどこへ行ったかまでは覚えていないのですが、山の中を走っていました。道路には雪は無く、わき道や草むらには雪がありました。運転中おしっこがしたくなりましたが、我慢していました。しかし我慢しきれなくなり、やむなく横道へ入り雪の中で用を足そうとしたんです。
ところが出ないのです。待っても待ってもでない。やっとでだしたと思ったらチョロチョロでまた直ぐ止まってしまう。しかし、おしっこはタンクにタップリ溜まったままの感じです。少し出ては止まり、少し出ては止まり、ショックでした。私の膀胱はどうかなったのだろうかと思いました。
10分くらいかかったような気がします。それでも全部出し切ったような気がしませんが、なんとか終わって車に戻りました。女房が怒ったり心配したり。その後でトイレに行ったときは普通に戻っていました。もしかして、これが病気の始まりだったのかもしれません。
この事件のもっと後だったと思いますが、おしっこがなかなかでなくなったような気がしてきました。つまり、チョロチョロと出て、終わるのに時間がかかる。おしっこに勢いがないんです。終わったようで終わっていない。お腹に力を入れないとおしっこが全部出ない。出そうとして力を入れるとおならが出たり、ウンが悪ければ実まで出てきたり、下腹部の両サイドがぼこっと大きく膨らむんです。
「ん~ん、これはどうも病気だなぁ。」と思いましたね。
ほかの病気で病院を訪れたとき、パンフレットがありました。「あぁ、これだ。この病気だ。」とすぐに納得しました。前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)です。
一度に二つも膀胱の病気にかかっていたんです。
やっと、意を決して泌尿器科(ひにょうきか)へ行くことにしました。ホントは2、3年も前から行こうとは思ってたんです。でも行けなかった。行かなかった。
病院へ行って、私の場合は簡単な質問と、多分エコー検査だろうと思いますが、おしっこする前とした後を確認して尿を取って終了しました。
実にあっけなく終了し、薬を3週間分処方してもらって帰りました。
3週間たちましたが、かなり楽になりました。過活動膀胱と前立腺肥大症の薬を貰い、朝2錠、夜1錠飲むだけです。
夜中、トイレに起きないか朝方一度だけ。急にオシッコがしたくなるということもなくなってきました。オシッコの勢いが良くなってきました。
今までは出終わるのに時間がかかっていましたが、短時間でオシッコが出るようになりました。急にトイレがしたくなるという恐怖観念からだいぶ開放されるようになって来ました。
先日また泌尿器科の病院へ行って経過報告と、さらに一か月分の薬を処方してもらって帰りました。一か月分の薬はきちっと飲まなくてもいいよといわれました。2ヶ月かかってもいいということでした。尿検査もがんはないようですし異常ありませんといわれ、ほっとしました。ラッキーでした。私の気持ちがわかる方いますか?
これはホントの話です。今、私は薬を飲んでいます。
もし、身に覚えのある方がいれば、1日でも早く病院へ行くことをおすすめします。案ずるより産むが安しです。
前立腺肥大症は男性だけの病気。過活動膀胱は男性も女性もかかります。
前立腺肥大症は2002年の調査では40万人といわれ患者数が急増しているそうです。40・50代で症状が出始め60歳を過ぎると、半数以上の人が夜間頻尿と放尿力低下を訴え、65歳前後で治療を開始する人が多くなるそうです。そして、80歳までには80%の人が前立腺肥大症になるとみられています。
過活動膀胱は810万人。40歳以上の12.4%に相当するそうです。
恥ずかしがらずに思い切って泌尿器科を訪ねて相談なさってください。