らっきょうの効能

らっきょうの効能

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らっきょうの効能を解説します。
らっきょうは殺菌効果、利尿、発汗、整腸作用があり、昔から薬用植物として 広く利用されてきました。
栄養価にすぐれ、なかでも薬効成分のアリシンは殺菌効果だけでなく、 ビタミンB1の吸収を助け、疲労回復、スタミナアップの強い味方です。

らっきょう特有の香りの正体は硫化アリルという薬効成分。硫化アリルは糖質を分解しエネルギーを生み出すビタミンB1の働きを効果的に持続してくれるため、疲労の回復や夏バテ防止に役立ちます。らっきょうにはこの他にも殺菌作用、抗酸化作用、血液凝固抑制作用などが期待できます。

古来、らっきょうには薬効が多く、胃痙攣、下痢、夜尿症、痔、肩凝り、腰痛、冷え性、不眠症、高血圧症、動脈硬化症、神経痛、感冒などに効能があると言われており、生食すると寝汗に効くとか、卸し汁は鼻血、切傷、虫刺されによいとかの効能の記載があります。食べ方も中国由来の生食、炒食、煮食、塩漬、醤油漬、甘酢漬などのほか、薬味や、味噌汁にちらしたり、その他各種の料理のトッピングなど用途は多彩です。(武川満夫・武川政江:食卓さくもつ事典)

らっきょうの栄養価
栄養素としてはらっきょうには糖質が多いが、ビタミン、ミネラルでは目立ったものはありません。しかし、他のネギ類と同様にアリル化合物を含むため、ビタミンB1の吸収を助ける効果があります。また、甘酢漬けにすると糖質やミネラルの栄養価が上がるとの記載もあります。 (一橋出版:五訂新版食品成分表、関根雄二:おいしい野菜えらび12か月より)

ラッキョウあれこれ

ラッキョウは中国の中部、東部、およびサイゴンに野生し、原産地は中国とされています。ラッキョウの中国での栽培の歴史は非常に古く、山海経、爾雅(BC400)、名医別録(452~536)、斎民要術(502~556)に記載されており、ラッキョウはアジア東部に古くから広まったと考えられます。
ラッキョウの日本への渡来については、新撰字鏡(892)に「ナメミラ」と、本草和名(918)、倭名類聚抄(923~930)に「オオミラ」とあり、延喜式(928)にはラッキョウは薬用としての記載があることなどから、9世紀にはラッキョウが伝来していたと考えられます。ラッキョウの栽培についての解説は農業全書(1696)、大和本草(1709)が初めてで、以来ラッキョウ栽培が広まったとみられます。なお、ラッキョウは秋に抽台して紫色の小花を着けるが、遺伝的に同質四倍体のため種子はほとんど稔りません。したがって、ラッキョウの増殖は株分けによって行います。 (清水茂監修(勝又広太郎執筆):野菜園芸大事典より)

ラッキョウの出回りは5~6月の梅雨の時期のみです。ラッキョウの甘酢漬けに挑戦するにはこの時期です。

らっきょうの選び方と保存法
泥付きと、洗いラッキョウがありますが、この時期は生長が旺盛なので、常温に放置しておくと中心の芽が伸びてきます。泥付きの場合は、購入前から調理の段取りを考えておきましょう。選び方のポイントは、①ふっくらとして丸みのあるもの、②中心の芽先が伸びていないもの、③乾燥しているもの、④キズのないものを選びます。長期保存には漬物にしますが、生食用のごく短期の保存はラップして冷蔵します。
(関根雄二:おいしい野菜えらび12か月より)